
「eFaxとjFax、名前が似ているけど何が違うの?」これはインターネットFAXを検討している方からよく聞かれる疑問です。
結論から言うと、この2つは同じ会社が運営する姉妹サービスです。通信品質やセキュリティは共通ですが、料金・FAX番号の選択肢・スマホアプリの有無など、いくつかの重要な違いがあります。ですので、その違いを整理して、どちらがあなたに向いているかを判断できるようにわかりやすく解説いたします。
eFax(イーファックス)とjFax(ジェーファックス)は、どちらも「j2 Global Japan 有限会社」が日本国内で提供するインターネットFAXサービスです。親会社はアメリカのロサンゼルスに本拠を置くConsensus Cloud Solutions, Inc.で、世界46か国以上でインターネットFAX事業を展開しています。

eFaxは2003年ごろから日本市場に本格参入した先発サービスで、現在は国内導入実績6万件以上を誇る業界のリーディングブランドです。
一方のjFaxは、eFaxの機能をシンプルに絞り込み、月額料金を抑えたコスト重視のサービスとして後から展開されました。
いわばeFaxが「多機能・上位モデル」、jFaxが「シンプル・経済モデル」という位置づけです。両サービスは通信インフラを共有しているため、接続の安定性・セキュリティ・FAX品質はまったく同等です。違いはあくまで機能の範囲と料金の設計にあります。
最も大きな違いのひとつが料金体系です。以下の比較表をご覧ください。
| 項目 | eFAX | jFAX |
|---|---|---|
| 月額料金(税込) | 1,980円〜 | 1,430円 安い |
| 送信無料枠 | 150枚/月 多い | 50枚/月 |
| 受信無料枠 | 150枚/月 多い | 100枚/月 |
| 超過料金 | 1枚11円 | 1枚11円 |
月額固定費だけを見るとjFaxが550円ほど安く、年間換算で約6,600円の差になります。
ただし、送受信の枚数が増えてくると話は変わります。例えば毎月送受信を合計200枚こなすような場合、jFaxでは無料枠を大きく超えて超過料金が積み重なるため、結果的にeFaxよりも月額コストが高くなることもあります。
目安として:月の送受信合計が150枚前後を境に、eFaxとjFaxのコスト逆転が起こりやすくなります。自分の利用量に応じてシミュレーションしてから選ぶことをおすすめします。
FAX番号の選択肢にも、2つのサービスでは明確な差があります。
eFaxは日本全国47都道府県すべての市外局番(64種類以上)に対応しており、自分の拠点に合わせたローカル番号を取得できます。たとえば札幌なら「011」、名古屋なら「052」、福岡なら「092」といった具合です。取引先に地元の番号を伝えられるため、ビジネス上の信頼感を自然に演出できます。
一方のjFaxが選べる市外局番は「東京03」「大阪06」「全国共通050」の3種類のみです。東京・大阪以外に拠点を置くユーザーは、実際の所在地と異なる番号を使うことになります。気にしない方には問題ありませんが、地元感を大切にしたい業種や地域密着型のビジネスでは、この点が選択の分かれ目になることがあります。
操作のしやすさという観点でも、eFaxとjFaxには差があります。
| eFaxの操作環境 | jFaxの操作環境 |
|---|---|
| WEBブラウザ(PC・スマホ共通) | WEBブラウザ(PC・スマホ共通) |
| iOS・Android専用アプリあり | 専用アプリは非対応 |
| 9か国語対応(多言語サポート) | 日本語のみのサポート |
| スマホからの操作がより直感的 | ブラウザ操作で完結するシンプル設計 |
eFaxには専用のスマートフォンアプリがあり、外出先でもアプリを開くだけで手軽にFAXの確認・送信ができます。jFaxにはこのアプリがないため、スマートフォンで利用する場合はブラウザを経由することになります。普段使いの利便性を重視するなら、アプリの有無は見逃せないポイントです。
また、海外拠点や外国語話者との連携が多い環境ではeFaxの多言語対応(9か国語)が役立ちます。jFaxは日本語のみなので、国内完結型の業務には十分ですが、グローバル対応が必要な場面ではeFaxが優位です。
ここまで紹介してきた違いを整理しつつ、共通点もあわせて確認しておきましょう。
| 比較ポイント | eFax | jFax |
|---|---|---|
| 月額料金 | 1,980円〜(税込) | 1,430円(税込) |
| FAX番号 | 全国64市外局番+050 | 03・06・050のみ |
| 無料送信枠 | 150枚/月 | 50枚/月 |
| 無料受信枠 | 150枚/月 | 100枚/月 |
| スマホアプリ | あり(iOS・Android) | なし |
| 海外FAX送信 | 対応 | 対応 |
| 複数メール受信 | 対応 | 対応(最大5アドレス) |
| 通信品質・セキュリティ | 両者同等 | 両者同等 |
| サポート言語 | 9か国語 | 日本語のみ |
| eFaxをおすすめする人 | jFaxをおすすめする人 |
|---|---|
| 東京・大阪以外の地方拠点の地元番号 | 月の送受信枚数が合計150枚以内に収まる |
| スマホアプリで手軽に操作したい | 固定費をとにかく抑えたいフリーランス・副業 |
| 月に送受信が計150枚を超える事がある | 03・06・050の番号で問題ない |
| 海外スタッフや多言語サポートが必要 | PCブラウザ中心で使うので専用アプリ不要 |
| FAX頻度が高く無料枠を使い切る業務量 | 日本国内の取引先とのやり取りが中心 |
迷ったときのひとつの判断基準:月に自分がFAXを何枚送受信するかを書き出してみましょう。合計が50〜100枚程度ならjFaxで十分。それ以上になるならeFaxの無料枠が活きてきます。番号のこだわりやアプリの必要性は、その次に考えると整理しやすくなります。
どちらを選んでも、通信品質やセキュリティは同じ基盤で担保されているため、FAXそのものの信頼性に差はありません。あとは自分のワークスタイルと月額コストのバランスを基準に選んでみてください。
全国市外局番対応・スマホアプリあり・送受信150枚無料枠
月額1,430円(税込)・シンプル設計・コスト重視の方に